子供自身にアレルギーのことをどう説明する?年齢別の言い聞かせ方
子供自身にアレルギーのことをどう説明すればいい?
アレルギーっ子への年齢別の言い聞かせ方をまとめてみました。
今、うちの息子は2歳8ヶ月ですので、今回は3歳までの言い聞かせ方について書いています(^^)
0歳、親が管理する時期
0歳はまだまだ行動の範囲が狭く、親が子供の行動を管理しやすい時期です。
また、言葉による理解力はまだまだ未発達ですので、言葉でアレルギーについて言い聞かせる必要はありません。
ママ・パパが子供からアレルゲンを遠ざけるように管理してあげるだけで十分かと思います。
離乳食が進んでいくと、大人が食べているものを欲しがるようになってくる子もいます。
「これは小麦が使われているからダメよ!」と0歳の子に言葉で言い聞かせても、やはり理解はできないものです(^^)
食べてはいけないもの(アレルギーがあって除去しているもの)はお子さんの前で食べないようにする、手の届かないところに保管する、など親御さんの方で管理した方がスムーズでしょう。
ちなみに、うちの息子は0歳の頃は大人の食べ物を欲しがることがまったくなく、自分のお皿に置いてあるものと別のものを私が食べていてもまったく興味を示しませんでした。
大人の食べ物に興味を示しだしたのは恐らく2歳以降。
なので、それまでは私だけが卵が含まれているメニューを隣で食べたりするのもまったく問題ありませんでした。
大食いなのに不思議です(^_^;)
1~2歳前半、何がだめなのかを教えよう
ママ・パパがすることを受動態で受け止めていた赤ちゃん時代を過ぎて、1歳になると子供も自分の意思で行動を始めます。
また、歩き出せば行動範囲もぐんと広がり、アレルゲンとの接触の機会も必然的に増えます。
お友達のおやつに手を伸ばそうとしたり、お散歩中の犬に触ろうとしたり…、親がドキドキしなければならない場面が増えてきます。
この時期はまだ言葉ですべてを表現することはできませんが、相手の言っていることへの理解はどんどんと高まっていく時期です。
親が事前にアレルゲンを回避するできるときはいいのですが、思いがけずアレルゲンに接触してしまいそうになる場面に遭遇したときは、「これは食べちゃダメだよ」「これは触ってはダメ」と教えてあげてください。
少しかわいそうな気がしますが、この「ダメ」はお子さんの生命や健康の危険を守るための「ダメ」です。
もちろん、叱りつけるような言い方をする必要はなく、優しい言い方でいいと思います。
お子さんの目を見て、真剣に「これはあなたにとって危ないもの」ということが伝わるように言ってあげましょう。
2歳後半~3歳 どうしてだめなのかを説明する時期
2歳言えば、「魔の二歳児」と言われる第一次反抗期。
親が「ダメ」と言っても素直に手を引っ込める赤ちゃん時代とは違います。
この時期は「どうしてダメなのか」を少しずつ教えてあげましょう。
「これを食べるとお腹がイタイイタイになっちゃうんだ」
「ワンワンを触るとお顔がかゆくなっちゃうからね」
という風に「ダメ」という言葉とセットで「どういう症状が出るのか」を伝えてあげましょう。
子供は思った以上に大人が言っていることを理解しています。
「どうしてダメなのか」をちゃんと教えてあげると、イヤイヤせずに納得してくれることが案外と多いです。
見出しには2歳後半~と書きましたが、言葉の発達がぐんと進む2歳2、3ヶ月くらいから、この「どうしてダメなのか」を少しずつ伝えるようにしてもいいと思います。
「アレルギー」という言葉も少しずつ、でも恐怖心を持たせないように
「アレルギー」という言葉もこの頃から少しずつ子供に伝えてもいいかもしれません。
もちろん、アレルギーがなんなのかがわかるのはずっと先のことですが、「これは牛乳が入ってるから食べられないんだ。アレルギーのカイカイが出ちゃうから食べないようにしようね」という風に会話の中に自然に出して言葉に馴染みを持たせることを始めてもいい時期かな、と私は思います。
うちの息子は今2歳8ヶ月ですが、少し前から自分でも「アレルギー」という言葉を使うようになりました(^_^;)
おばあちゃんの家でカステラを見つけたりすると、「あら、これ卵のアレルギーだ」と言ったり、アニメキャラクターの顔が真っ赤になる場面を見たりすると「あらら!アレルギーが出た!」と言ったりしていますw
アレルギーという言葉を子供に教えるとき注意してほしいのは、絶対に子供に恐怖心を持たせないようにすること。
例えば、「○○君は卵のアレルギーだから、卵は食べられないよ」とだけ言うと、子供は「自分はこれからもずっと卵は食べられないんだ」「卵は悪いものなんだ」と思ってしまう可能性があります。
必ず、「アレルギーが治ったら○○君も卵食べられるようになるからね♪」と付け加えてあげるようにしましょう。
小さなことですが、この言葉を付け加えるのと付け加えないのでは、子供の気持ちに大きな違いがあるように感じます。
うちの息子も、自分だけがみんなと同じお菓子を食べられなかった場面などが何度かありましたが、日頃この言葉を言っていたからか、そういう場面でもすねたり悲しんだりすることはなく、「ちゃおずちゃんもアレルギー治ったら、それ食べるんだー♪今日はゼリーを食べるよー♪」とご機嫌で言ってくれます(^^)
アレルギーはこども自身も付き合っていくものだから
アレルギーのことを子供にいちいち言い聞かせるのは根気のいるものです。
ママ・パパは面倒になることもあるかと思います。
しかし、子供のアレルギーは親もそうですがアレルギーっ子自身も付き合っていかなければいけないものです。
その年齢ごとに親が教えてあげられることをきちんと伝えるのは、やはり大切なことかなと思います。
うちの息子もこれから成長していって、今とは違った問題がまた出てくると思います。
その時々でみなさんにも情報を発信していけたらと思います(^^)
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