パパの役割は?アレルギー対策、父親ができることはなんですか
大切なわが子のことだから、パパも子供のアレルギー対策に参加したい!
でも、一体何をすればいいの??
そんなお父さんたちも多いはず。
パパがアレルギー対策に参加するコツをまとめてみました。
パパだってアレルギー対策に参加したい!
除去食、毎日のお掃除、通院、子供の肌のケア、情報収集…。
アレルギーっ子の親がやらなければいけないことは毎日膨大にあります。
しかし、「親」と言っても、実際はママばかりの負担が大きい家庭がほとんどではないでしょうか?
今は職場も厳しい時代です。
朝早く出勤して、日付が変わる頃に帰ってくる…、そんなパパも多いでしょう。
そう考えると、アレルギー対策はどうしてもママの方にほとんどの負担がかかってしまうのも仕方ないことなのかもしれません…。
しかし、同時に、「男は外で働き、女は家庭を守る」という時代は終わり、今は女性も子供が小さい頃から社会に復帰する時代になりました。
そして、イクメンという言葉が生まれ、お父さんも子育てに積極的に参加するようになりました。
そんな時代の変化からか、アレルギーっ子のパパの意識も昔とは変わってきているんじゃないかと感じることがあります。
アレルギーのお子さんを持つパパと話していて感じるのは、「本当は自分も子供のアレルギー対策に参加したい」「自分も何かしてあげたい」という気持ちを持っているということ。
でも実際は、ママに比べると子供と離れている時間が多いため、
「何をすればいいのかわからない」
「どういう風に参加すればいいのかわからない」
そんな風に感じているパパもとても多いようです。
一番最初にすることはママと情報を共有すること
それでは、パパがアレルギー対策に参加する上で、一番にしなければいけないことはなんでしょうか?
私はそれは
「子供のアレルギーについてママと情報を共有すること」
だと思います。
この「情報の共有」なくしては、パパがお子さんのアレルギー対策に参加しようにも右も左も分からない状態になってしまうはずです。
今のアレルギーの程度はどのくらいか
最近出たアレルギーの症状はどういうものだったか
病院での先生の話
薬の飲ませ方や塗り方
どういう対策をしているのか
朝の数分や夜、子供が寝た後にとにかくなんでもいいので、お子さんのアレルギーについてママとパパとで情報を共有してみてください。
うちは、息子のアレルギーのことはとにかくなんでも夫に話すことにしています。
もし、私が怪我したりして入院することになったら?
第二子の出産のため(今のところ予定ないですが)入院する間は?
やはりそのときは夫に息子を守ってもらわなければいけません。
そういうときのためにも、情報の共有はとても大切だと思っています。
パパの仕事が忙しくて、なかなか顔を合わせる時間がない家庭は、メールでもいいと思います。
毎日毎日少しずつの情報共有の積み重ねが大切だと思います。
最終的には一人で病院に連れて行けるように
情報の共有をした先の最終目的は、パパが一人で子供を病院に連れて行けることだと思います。
子供をアレルギーのかかりつけの先生のところに連れていき、子供の症状について先生とやり取りするのは実はとってもハードルの高いこと。
わが子のアレルギーの症状について、すべてを把握していないとできないことなんです。
これができれば「100点!」と言っても過言じゃないでしょうね(^^)
一度、私が祖母の手術に付き添わなければいけない日に、息子に食べ物のアレルギーによる蕁麻疹が出たことがありました。
そのときは、夫が息子をアレルギー科の先生のところに連れて行き、何を食べてどんな症状が何分後に出たか、なんの薬を飲ませて症状がひいたか、日頃の摂取状況などを正確に先生に伝えてくれました。
「息子のアレルギーのことを夫と共有していてよかった!」と心から思えた瞬間でした。
まずは何かひとつだけでもやってみる
さて、いざママと情報を共有しても、アレルギー対策の全てをママ並にこなすのは難しいもの。
それに、あれやこれやとパパが参入してしまうと、ママも「逆に迷惑かも(^_^;)」と感じてしまうものです(ごめんなさいね(^_^;))。
「普段料理なんてしないのに、休みの日に旦那さんが突然『除去食を作る!!』って言い出してヒヤヒヤしたよーーー!」なんていうママの話を聞いたりします。
何でもかんでもやろうとせずに、まずは自分が得意なことをひとつだけやってみましょう。
掃除が得意な人はママの代わりに掃除機をかけたり、お風呂の後にスキンシップも兼ねて子供にアトピーの薬を塗ってあげたり、会社の帰りにお子さんが食べれるおやつを買ってきてあげるのもいいですね♪
うちは、共働きなので、息子のアレルギー対策に夫の助けがどうしても必要でした。
今ではうちの夫は除去食を作る以外のアレルギー対策はすべてできます。
というか、掃除機がけなんか私より丁寧にやってくれるので、毎日の掃除は夫の役割になったくらいです(^_^;)
ママの気晴らしを手伝うことも立派な「アレルギー対策」
実際にアレルギー対策をすること以外にも、お父さんにできることが実はあります。
それは、ママにゆっくりする時間を与えてあげること。
最初に書いた通り、ママは日々のアレルギー対策に追われてクタクタです。
お母さんがストレスをためてしまうと、子供もストレスを感じ、その結果アレルギーやアトピーも悪化してしまいます。
休みの日にほんの少しの時間でもいいから、子供を散歩に連れ出してママに一人の時間を作ってあげる。
ある意味でこれが父親ができる一番大切な対策なんじゃないかと私は感じています(^^)
朝から晩まで一生懸命働きお父さんも本当に大変なことだろうと思います。
「疲れすぎてアレルギー対策のことまで考えられない」、もしかしたらそんな気持ちになるかもしれません。
しかし、アレルギーっ子の家庭において、「アレルギーのことを知ること」は「わが子のことを知ること」です。
お父さんが自分の病気を軽くするためにしてくれたことは、いつまでもその子の中に愛情として残っていくはず。
少しずつ少しずつでいいので、パパもアレルギー対策に参加していってもらえると、お子さんもきっと嬉しいはずです(^^)
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タグ :対策
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