食事で改善!アレルギー・アトピーっ子に良い食事、悪い食事
食生活の改善はアレルギー生活の要。
アレルギーの子に良い食事、悪い食事について見ていきましょう。
食生活の改善はアレルギーの改善につながる
アレルギーは、風邪のように薬を飲めば数日で完治するものではありません。
もちろん、症状を抑えるためにお医者様から薬を処方してもらうことはありますが、それは根本的な治療とはまた別物です。
アレルギーの改善に大事なのはなんといっても生活そのものの改善。
食生活の改善もそのひとつです。
それでは、アレルギーの子に良い食べ物、悪い食べ物がどういうものなのか具体的に見てみましょう。
・海藻類
・魚類
・穀類
・いも類
・根菜類
・葉菜類
・発酵食品
味噌、醤油、ヨーグルト、漬物など(ただし漬物は塩気が強いので赤ちゃんには与えないようにしましょう)
・油はなたね油、オリーブ油、グレープシードオイル、しそ油などが良い
・乾物
干ししいたけ、切り干し大根、昆布など
・油を多く使った食べ物
マヨネーズ、バターなど
・糖質の多い食べ物
糖質は体を冷やし、かゆみのもとにもなります。
また、砂糖の味に慣れすぎると薄味のものやうまみを感じ取る味覚がなくなってしまいますので、小さい内から砂糖を与え過ぎない方がママ自身も後々楽です(^^)
できれば、料理には砂糖を使わないようにしましょう。
・動物性タンパク質
乳製品、卵、肉
・食品添加物や農薬の影響が多いもの
加工食品、レトルト食品、ファストフード
加工食品は「絶対に使わない!」と決めると大変なので、できる範囲で避けるぐらいの感覚で♪
・揚げ物
ドーナツなどのお菓子も注意
・火を通さないもの
生野菜、アイス、冷たい牛乳
洋食を和食に変えるだけでアレルギーっ子にとって理想的な食事に
上記のアレルギーっ子にとって良い食事、悪い食事を見てみるとあることに気づくかもしれません。
アレルギーっ子にとって良い食事には和の食材が多く、アレルギーっ子にとって悪い食事には洋食に使う食材が多いのです。
つまり、アレルギーの改善のための食事は、洋食を和食中心に変えるだけで多くの目的を達成できるということなのです。
切り干し大根、かんぴょう、かつお節、麸、ひじき、こんぶ、のり、わかめ、豆腐、もずく、きくらげなど日本食に多く使われているメニューを積極的に使ってみましょう。
一見、子供に似つかわしくない食材に思えますが、挑戦させてみたら子供って意外とこういう食材好んで食べるもんなんです。
うちの息子なんか、結び昆布を得も言われぬ真剣な表情でむしゃむしゃと食べますよ(^^)
和食料理屋のように一汁三菜のきちんとした料理を作る必要なんてありません!
ご飯におかずひとつ、後は野菜たっぷりの一汁一菜のご飯でも十分だと私は思っています(^^)
朝食をパンからご飯に変えるだけでも大きな進歩です。
パンを食べないだけでも、砂糖と油脂を取る機会を減らせます。
また、パンはお米と比べて腸への負担が大きく腸内環境を悪化させる原因になります。
腸内環境の悪化はアレルギーの悪化にもつながりますので、そういった意味でもパンを避けることは大きな食生活の改善となります。
難しく考えないで♪アレルギーに良い食事は誰にとっても良い食事
「アレルギーの改善のために良い食事」と考えてしまうと、とても特別で難しいもののように感じますが、そんなに難しく考える必要はありません。
アレルギーっ子に良い食事というのは、要は万人にとって健康的で良い食事のことなのです。
野菜は根菜類を多く摂るようにし、季節の野菜(旬の野菜)を積極的に取り入れるようにしましょう。
アレルギーの改善に良いものだからと言って、同じものばかりを食べる「ばっかり食べ」は避け、色んな種類の食材を食べる「回転食」を意識してお子さんの料理を作ってみてください。
アレルギーっ子の食事の改善は「できることから少しずつ」が大事
アレルギー改善のために食事をいっぺんに変えるのはとても大変なことです。
まず、費用がかかります(^_^;)
無農薬の野菜や有機野菜、調味料も自然塩や天然のものはちょっと高価…。
ただでさえ、アレルギーっ子の家庭はアレルギー対策の掃除機を買ったり、アレルギー対応布団を買ったり、遠い病院まで治療に出向いたりと費用がかさみ、「アトピー貧乏」という言葉があるくらいです。
これにくわえて、食事まで一気に完璧にしようと思うと相当なセレブじゃない限り正直きついです(^_^;)
そして、費用面だけでなく、「あれは食べちゃだめ、これもだめ」と一変に変えようとするのは精神的にもきついものです。
なので、アレルギーっ子の食事改善の進め方のコツは「できることから少しずつ」です!
(なんだか西川きよし師匠の「小さなことからコツコツと」を思い出しますねw)
アレルギーに良くないものを絶対禁止にするのではなく、最初の内は2回に1回だけにする、ぐらいのペースで十分だと思います。
そうしないとママ・パパが息切れしてしまいます。
一週間そこらで食事まるごと変えようとせず、数ヶ月単位、一年単位で変えていけばいいと思います。
私自身もまだまだ、息子のアレルギーのために食生活改善の途中段階です。
まだまだ完璧には程遠いですが、少しずつ少しずつ頑張っていきたいと思います(^^)
パンがアレルギーによくないというのは初耳でした。楽なので朝はいつもパンにしてたけど、今度からご飯にしてみよかなー。
コメントありがとうございます!
私も以前は朝はいつもパンでした。アレルギーっ子には和食がいいと知ってからはなるべくご飯にしていますが、忙しいときは時々パンを出しています(^^)
「パンは絶対だめ!」と決めるときついので、「できればご飯、でも無理なときはパンでもOK」と決めて、パンを冷凍庫に常備しています♪
とても素晴らしい記事です。
私は仕事で、学校給食をマネジメントしているのですが、アレルギー対策に苦慮しております。
何故か、夏休み明けになると、新たなアレルギーが分かったと除去食代替食対応の申請があがってきます。
個人的には、離乳後からの家庭の食事に原因があると思っております。
そんな時に、このページに出逢いました。
とても、共感しました。
今後とも、勉強させていただきたいと思っております。
コメントありがとうございます!
学校給食のマネジメントをされていらっしゃるのですね。
学校給食でのアレルギー対策、現代の教育現場では大きな課題・問題ですよね。
うちはまだ息子が幼稚園生なので、お弁当で対応しているのですが、小学校に上がるまでに卵のアレルギーが治らなければ、私自身も直面しなければいけない問題になります。
夏休み明けに新たなアレルギーがわかるケースが多いのですね。
どのような理由からか非常に興味があります。
私自身も食生活についてはまだまだ完璧とはほど遠いですが、できる範囲で対策し続けようと思っています。
食生活を変えてから、息子のアトピーが劇的に良くなりました。
私もまだまだ勉強不足ですので、これからも食について勉強を頑張っていこうと思っています。