子供のアトピーが一番ひどくなる季節はいつ?季節別のアトピー対処法
子供のアトピー性皮膚炎が最も悪化する季節は?
アトピーと季節の関係と春夏秋冬の対処法をまとめてみました。
アトピーは季節に影響を受ける
アトピー性皮膚炎のお子さんをお持ちのお母さん・お父さんなら感じたことがあるかもしれませんが、子供のアトピーの症状って季節ごとに波がありますよね。
「あれ?ステロイドをほとんど使わなくてもいいくらい肌の調子がいいじゃん!」と思っていたのに、季節が変わった途端また元の悪い状態に戻ったり…。
生後4ヶ月で息子のアトピーがわかってから、ずっと息子の肌を観察してきましたが、季節の影響は思っている以上に大きいような気がします。
事実、いつも息子のアトピーを診てくれている小児科の先生も、
「自分の子も(先生の子供さんも小さい頃からアトピー性皮膚炎に悩まされていたそうです)そうだったけど、アトピーはお母さんがどんなにケアを頑張っても、季節的に悪化せざる負えない時期があるんだよね~」
と言われていました。
子供のアトピーがひどくなるのは夏と冬が多い?
「子供のアトピーが一番ひどくなる季節はいつ?」とアトピーっ子のママたちに聞くと、ほとんどのママが「夏」か「冬」と答えます。
たしかに、夏は汗をかいて炎症を起こしやすいし、冬は乾燥でアトピーが悪化するし、納得の答えではあります。
しかし、これには結構個人差もあるようで、「春」や「秋」と答えるママもぽつりぽつりといます。
実はうちの息子も、夏や冬より春と秋の方がアトピーが悪化するタイプ。
もうちょっと具体的に言えば、4月~5月と9月下旬、10月にひどくなる傾向があるようです。
今年も3月まではステロイドを塗らなければいけない箇所はほとんどなかったのですが、4月に入って暖かくなってきたところで軽い炎症を起こしている箇所が少し出てきたり、かきむしることが増えたりしました
(それでも、去年に比べればかなり改善されました。去年の春は炎症がひどかったので、普段の塗り薬に加えて飲み薬も一週間だけ服用しました)
季節ごとのアトピーの原因と対策
●春
春といえば花粉の時期!
この花粉がアトピーの原因になっていることが多いのです。
うちの息子の場合も私が花粉でクシャミ連発している時期とちょうど重なるようにアトピーが悪化するので、花粉からの影響は大きいのかなと考えています。
なので、対策として今年からは花粉の時期は布団を外に干さないことにしました!
その代わりにレイコップで入念にお布団のお手入れをしています。
また、花粉の他にストレスが原因となる子も多いようです。
春と言えば、入園・入学の時期ですからね。
学年が上がってクラス替えがあったことでストレスを感じる子も多いかもしれませんね。
息子の場合は幼稚園の2歳児クラスなので、今年は進級も担任の先生が替わることもありませんでしたが、今まで一緒に通っていたお兄ちゃんお姉ちゃんが小学校に上がってしまったのと、クラスの中で自分が一番先輩になってしまったプレッシャー(笑)からか、幼稚園に通いだして初めて登園を嫌がるようになりました。
そういうストレスもアトピーの悪化の原因と言えなくもないかもしれませんね(^^)
●夏
夏のアトピー悪化の最大の原因と言えば、汗と紫外線!
汗の刺激でひりひりしたり、紫外線で皮膚が炎症してアトピーが悪化する子供が多いですね。
夏になると毎年、かかりつけの小児科の先生に
「アトピーの子は日焼け止めをしっかり塗って紫外線対策することが大事ですよ!できれば外遊びのときは長袖の薄いシャツをはおらせてね!」
と念を押されます。
夏は冬に比べて乾燥はあまり見られないので、病院で出してもらっている保湿剤もべたつかないローションタイプにしてもらっています。
●秋
「秋はアトピーが一番落ち着く季節」とアレルギー関連の本にはよく書いてありますが、うちの息子の場合は秋も春に次いで症状が悪くなる時期です。
春と同じく、私の花粉症の時期と重なっているので、秋花粉の影響は大きいのかもしれません。
また、秋といえば、ダニの死骸が一番増える時期!!
これもアトピー悪化の大きな要因じゃないかと私は思っています。
→意外と知らない?ダニ・ハウスダストを有効に取り除くお布団の干し方とは
→布団を干すだけではダメ!!ダニの除去は干した後のケアが重要です
●冬
冬はなんと言っても乾燥の季節。
アトピー性皮膚炎じゃない人でも乾燥で肌が荒れがちですよね。
冬に息子の肌の状態をチェックしてみると、春や夏などに見られるうっすらとした赤い炎症ではなく、「何もできていないきれいな状態だけれど、乾燥している」という印象を受けます。
対策としては、冬は他の季節よりも保湿する回数を増やすことにしています。
朝晩の保湿に加えて、遊んでいる途中に乾燥を見つけたら、サッとプロペトを塗るという感じです(^^)
また、冬は寒くてお風呂に長く入ってしまいがち。
体が温めることによって痒みが増すということもありそうです。
季節の変わり目も注意
アトピー性皮膚炎がひどくなるのが、「春」「夏」「秋」「冬」とはっきりした季節ではなく、「それぞれの季節の変わり目」という子もいます。
季節の変わり目に症状が悪化するのは、季節の変化に体が負担を感じているから。
大人も夏が終わって秋が始まる頃にどっと疲れが出たり、季節が春に移り変わるときにどんなに眠っても眠っても寝足りないなんてことがありますよね。
これは人間なら誰しも避けられないことなので対策がしにくいかもしれませんが、季節の変わり目にはお子さんの体調をよく観察して、「遠出の旅行をしない」「夜子供が早く寝れるスケジュールで動く」など無理のない生活を送らせてあげることが大切かもしれませんね。
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