甘やかし過ぎ?過干渉?心配し過ぎ?!アレルギーっ子どう育てる?!

日常生活を送る中で、細かいことに注意が必要なアレルギーっ子。
お母さん・お父さんはついつい目を光らせてわが子の動向を追ってしまうのではないでしょうか?
でも、あるとき
これって甘やかし過ぎなんじゃ?
心配し過ぎて子供がのびのび育たないんじゃないか?
そんな疑問を持ってふと立ち止まってしまう、そんなこともよくあることかもしれません。
今回はアレルギーっ子の育て方について私の意見をまとめてみました。
これって甘やかし過ぎ?それとも…
親戚の家でお菓子の側に歩いていったら、
「あー、待って待って!それ食べちゃだめよ!」
ソファの上で飛び出したら、
「ゴホゴホ出ちゃうからやめようね」
幼稚園や保育園で汗びっしょりになって駆け回る姿を見かけたりすると、
「あー、今日の夜はアトピーひどくなっちゃうかな…」
と心の中でソワソワしまったり…。
子供はただでさえ目が離せない存在です。
その上アレルギーのことまで気にしなければいけないときたら、お母さん・お父さんの心配は倍増してしまうことでしょう。
でも、そういう日々を送る中で多くのアレルギーっ子のお母さん・お父さんがこう感じるかもしれません。
「アレルギーのことを心配してずっと見守ったり、口を出したりしたけど、これって甘やかし過ぎじゃないんだろうか?過干渉なんじゃないだろうか?」
「子供がのびのびと育つのを妨げているのではないだろうか?」
私が決めたアレルギーっ子の育て方ルール
赤ちゃんの頃は、アレルギーっ子であろうとなかろうと親の監視下で親がお世話するままに動いてくれるものです。
しかし、2歳、3歳…と成長していくにつれ「自我」が目覚めてきます。
「私はこうしたい。でもママやパパはこうしなさいと言う。なんで?!私はこうしたいのよーー!!」
てな感じで、今まで当然のように親から与えられていた事柄を自分の中で問い直す作業をし、「違う」と思った場合は反抗をする、いわゆる第一次反抗期が始まるわけです。
私自身も息子が第一次反抗期をむかえたあたりから、上記のような疑問を持つようになりました。
「アレルギーのことについてどこまで自由にさせるべきか?どこからは口(手)を出すべきか?」
私はその振り分け方にひとつのルールを作りました。
それは、息子に対する自分の行動(アレルギーに関する行動です)が「保護」の領域か「過干渉」の領域か、で考えるということです。
最近の子育て本に「過保護はOK、過干渉はダメ」なんて言葉がよく書かれていますよね(^^)
そこからヒントを得て決めました。
なにが「保護」でなにが「過干渉」に当たる?(うちの息子の場合)
例えば、お友達の家でみんなでおやつを食べようという誘いがあったとします。
そのときにその場に参加さえさせない、これは「過干渉」。
そして、まわりのママ友やお友達にアレルギーのことをきちんと伝え、本人にも「他のお友達のお菓子を食べるとじんましんが出ちゃうから食べないようにしようね」と伝えた上で参加する、これが「保護」。
「汗をかいてアトピーがひどくなったら困る」と幼稚園などでの運動の機会を避ける、これは「過干渉」。
担任の先生にひどく汗をかいてしまった場合や痒がるときの対処法をきちんと伝えた上で、後は自由に運動の機会を与える、これが「保護」。
一見したら、当たり前の振り分けに思えるかもしれないのですが、アレルギーやアトピーのことをひどく心配しているときのお母さん・お父さんは自分でも気づかずに「過干渉」の行動を取りがちだったりします。
もちろんそれも子供のことが心配が故の愛情からなんですけどね(^^)
上記に挙げた「保護」と「過干渉」の振り分けはあくまでわが家の例です。
振り分け方はお子さんのアレルギーやアトピーの程度で大きく違いが出てくるかと思います。
私が「過干渉」に挙げていることも、「保護」として考えなければいけないご家庭もあるかと思います(その反対もしかり)。
ですので、ひとつの考えとして参考にして頂ければと思います。
アレルギーっ子は甘えん坊?
私のかかりつけの小児科の先生がこんなことを言われていました。
「うちの二番目の子が他の兄弟に比べるとそうだからわかるけどね、アレルギーの子は甘えん坊さんが多いかもね(^^)
どうしても親も手をかけざるおえないし、子供も自分に手をかけてくれてるのを感じてるからね。
でもね、これは別に悪い意味じゃないんだよね。
甘えん坊な分、すごく優しい。
それに、親の愛情を実感しながら育っているから、大きくなってからも精神的なバランスが安定しているなって感じるよ」
先生のこの言葉を聞いて私はほっとしました(^^)
私もまだまだ私もアレルギーっ子の息子の育て方は試行錯誤の日々ですが、甘えさせる部分、自由にさせる部分、ひとつひとつ考えながら成長を見守りたいと思っています。
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