料理が苦痛!アレルギーっ子は毎食毎食手作りじゃないとダメなの?
「アレルギーの改善には栄養バランスの取れたママの手料理が一番」
たしかにそうですが、料理が苦手な人にとって、これはある意味苦行(^_^;)
私が見つけたアレルギーっ子の食事の手抜き術について書いていきます。
「お母さんの手作り」の言葉に縛られてイライラ
子供のアレルギー関連の本を開くと、ほとんどの本にはこう書いてあります。
「お子さんの食事はなるべくお母さんの手作りで」
「アレルギーっ子には栄養バランスの取れた手作り料理を」
料理が大好きなお母さんにとっては、この言葉はそんなに心にひっかかるものではないかもしれません。
しかし、私にとってはこの言葉は心に重石を乗せられたような気分のするものでした(ちょっと大袈裟か?w)。
なぜなら私は料理が好きではないから。
息子のアレルギーを改善するために、食についても色々と調べるようになってからは、以前よりは料理が楽しくなってきましたが、それでもまだ仕事の方が楽しいなと感じます(^_^;)
「簡単アレルギー料理」なるものを調べてみても、私にとっては「いや!これ全然手間かかってるし!」というものが多かったり…。
しかし、そんな私も、「手作りで」、この言葉に縛られて必死に栄養バランスの取れた手作りの料理を頑張っていました。
息子の食事を外食で済ませたり、市販のベビーフードで済ませたりした日には心をうっすらと罪悪感が覆っていましたw
本には「なるべく」「できるだけ」そう書いてあるはずなのに、これを「絶対」と変換してしまうのが母親脳なのかもしれませんね。
息子が赤ちゃんの頃は、息子がお昼寝の間に、そしてお昼寝をしなくなった頃には息子の相手をしながら食事を作っていました。
でも、「お母さんの手作り」に縛られていた私は、料理している途中で息子が起きてしまったり、息子が早く外に遊びに行こう!と訴えだすと、
「もーー!ママはあなたのために頑張って料理してるのに!!」という気持ちがわき、イライラが少しずつ募っていきました。
そして、あるときふと気が付きました。
「どんなに栄養バランスの取れた食事作りを頑張っても、私がこんなイライラしてたんじゃ、息子に取って余計にマイナスじゃん!!」
このままではいけない!と思い、私はどうにか妥協策を考えることにしました。
一汁一菜で十分
まず、私が考えた妥協策は
「一汁三菜じゃなくて一汁一菜で十分!!」でした。
最近では、若杉友子さんというおばあちゃんが書いた「一汁一菜」が話題ですよね。
一汁一菜のシンプルな食生活は免疫力を高める効果があると言われています。
私は、毎食毎食しっかりと一汁三菜のメニューを用意できなくても、一汁一菜用意できれば100点満点というルールを決めました。
その代わり、味噌汁には切り干し大根や干ししいたけ、海藻などアレルギーっ子にとって良い食材をたっぷり入れることにしています。
時間があって(かつ気分が乗っているとき)にはしっかり一汁三菜の献立を作ります。
このときは自分に200点くらいあげてますw
豪華さより素材重視でいこう
次に私が決めた妥協ルールは、豪華さより素材を重視すること。
「豪華な献立が作れない代わりに、料理に使う素材にこだわればいい!!」
と考えるようになったのです。
農薬や食品添加物はアレルギーやアトピーを悪化させる原因。
ですので、
・加工品は食品添加物をなるべく使っていないもの
・旬の野菜
・お魚は天然もの
・国産のもの
これらを出来る範囲で積極的に取り入れることにしました。
もちろんすべてを厳守するにはお金も時間もかかりますので、あくまで出来る範囲でです。
外食も過度でなければOK
私の知り合いに小児喘息を抱える2歳の娘さんを持つママがいます。
最近聞いた話ですが、そのママは自分がファーストフードが好きなため、娘さんにも朝と昼はファーストフードを毎日食べさせていたそうです。
娘さんのぜんそくも最初は軽いものでしたが、徐々に大きな発作を起こすようになったり、風邪も頻繁にひくようになってしまいました。
「これはいけない!」と、ママはドーナツやファストフードを極力食べさせないようにして食生活を見なおしたそうです。
そうすると、娘さんは大きな発作を起こすこともほとんどなくなり、風邪をひくことも前に比べれば格段に減ったと話されていました。
このような話を聞くと、やはり過度の外食はアレルギーっ子にとってはよくないと言えるでしょう。
しかし、度を越さなければ、アレルギーっ子も外食を楽しむべきだと私は考えています。
パパやママ、みんなで外食したことって大人になっても大切な思い出として心に残るものです。
それに、外食をすればママの息抜きにもなりますしね♪
アレルギー対策は、ある程度長丁場になることを覚悟の上でやらなければいけません。
だから絶対に無理は禁物。
毎日続かないことは意味がありません。
料理が苦手だったり、あまり好きじゃないアレルギーっ子のママ、がんばりすぎずに上手に手抜きしていきましょうね(^^)
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