ダニアレルギーの子供は外泊できる?どんなことに注意すればいい?
ダニアレルギーの子には、ダニやハウスダストの少ない清潔なお布団環境を用意してあげることがとても大事です。
家のお布団は親がお手入れしてあげられるけれど、外泊先ではどうしよう?
ダニアレルギーの子供は外泊できるの?
もし外泊するとしたらどんなことに気をつけなければいい?
今回は、そんな疑問にお答えします。
おばあちゃんの家に泊まったらアレルギー症状が出た!!
お正月やお盆に、おじいちゃんおばあちゃんの家に泊まったら、アレルギーの症状が出ちゃった!!
実はこれ、ダニ(ハウスダスト)アレルギーのお子さんを持つママ・パパからは本当によく聞く話なんです…
おじいちゃんおばあちゃんの家に泊まったら、次の日の朝から(または就寝した途端)鼻水ダラダラ、咳コンコン。
「慣れない環境で過ごしたから疲れて風邪ひいちゃったかな?」
「色んな場所に連れ回したからどこかで風邪もらっちゃったかな?」
なんて考えながら病院を受診してみたら、アレルギーによる鼻水や咳だった…、なんて話を何度も聞いたことがあります。
ダニアレルギーの子は外泊できないの?
そんな話をアレルギーっ子を持つ先輩ママ・パパから聞いてしまうと、
それじゃあ、ダニ(ハウスダスト)アレルギーの子は外泊が絶対できないの?!
と思ってしまう人も少なくないかもしれません。
でも、決してそんなことはありません。
アレルギーの子でもいくつかのことに気をつければ外泊することは可能です。
外泊と言っても、おばあちゃんおじいちゃんなどの親戚またはお友達の家に泊まる場合と、旅行でホテルや旅館に泊まる場合とがありますが、今回は前者のパターンについて書いていきます(アレルギーっ子の旅行についてはまた別の記事で詳しく書いていきますので、楽しみにしていてください)。
おじいちゃんおばあちゃんなどの親戚などの家に泊まる場合、どういうことに気をつければいいのでしょうか?
外泊先でアレルギー症状が出る理由は?
おじいちゃんおばあちゃんの家に泊まったら、鼻水ダラダラ、咳こんこん。
この原因はなんでしょうか?
アレルギーのお子さんを育てているママ・パパなら、すぐにピンと来るかもしれませんね。
そう、原因はおじいちゃんおばあちゃんの家のお布団で寝て、ダニやハウスダストを大量に吸ってしまったから…
もちろん、おじいちゃんおばあちゃんの家のお布団が清潔じゃなかったと言っているわけじゃありませんよ!!
おじいちゃんおばあちゃんも、清潔なお布団で孫が気持ちよく眠れるようにお布団を干して用意してくれていたことでしょう。
だけど、ダニ(ハウスダスト)アレルギーの子は、ダニやハウスダストに極端にデリケート。
一般的なお布団のケアでは、どうしてもアレルギーの症状が出てしまうことがあるんですね…。
そのお家の人の協力が必須
おじいちゃんおばあちゃんなどの親戚の家に泊まる場合は、その家の人の協力が必須となります。
それではどんな風に協力してもらえばいいでしょう?
事前にお布団のお手入れをお願いしよう
他の人の家に外泊することが決まったら、そのおうちの人に子供が使うお布団を事前にお手入れして頂くようにお願いしましょう。
もちろん、“お布団のお手入れ”とだけ伝えても、アレルギーに詳しくない人はどういう風にすればいいのかピンと来ないものです。
ですので、ダニアレルギーの子が使うお布団はどんなお手入れをしなければいけないのか必ず伝えましょう。
ダニやハウスダストを取り除く正しいお布団の干し方を伝えて
「きれいなお布団を用意しといてね~」
とだけ伝えても、「天気のいい日にお布団を干して終わり」という家庭も意外と多いものです。
ですので、外泊先のおうちの人に、ダニやハウスダストを正しく取り除くお布団の干し方やお手入れの仕方を伝える必要があります。
ダニやハウスダストを有効に取り除く方法については、こちらの記事に詳しく書いていますので、参考にされてみてください♪
→意外と知らない?ダニ・ハウスダストを有効に取り除くお布団の干し方とは
→布団を干すだけではダメ!!ダニの除去は干した後のケアが重要です
お布団だけでなく、布団カバー、シーツ、枕を使う年齢の場合は枕カバーも洗濯しておいてもらいましょう。
また、子供が寝る部屋に掃除機をかけてもらうことも忘れずに伝えられてください。
押入れの奥から出してきたお布団ならお手入れを更に入念に
孫のために、押入れの奥に片付けておいたお客様用のお布団や可愛い柄のお布団を用意してくれるおじいちゃんおばあちゃんも多いかと思います。
おじいちゃんおばあちゃんの優しい気持ちはすごく嬉しいところなんですが、押入れの奥に入れたままにしていた寝具には(たとえ新品の布団でも) 大量のダニの死骸やハウスダストが付着してしまっています。
ですので、そのようなお布団の場合は普段使っているお布団の3倍以上のお手入れが必要になります。
つまり、お天気のいい日に3回天日干しして、その都度布団に掃除機をかけてもらわなければなりません。
ちょっとこれ、手間がかかりすぎて頼むのはさすがにに悪いですよね…
なので、押入れの奥に片付けていたお布団を用意してもらうのは避けた方が無難かもしれません(^^)
どうしても伝えにくい場合や心配な場合は・・・
とはいえ、実際には「子供用に布団を入念にお手入れしといて!」とはなかなか言いづらいという方が大多数だと思います。
特に泊まる先が自分の両親の家でなく、旦那さんのご両親の家(または奥さんのご両親の家)の場合は言いにくいというママ・パパも多いでしょう。
あるいは自分でお手入れしたお布団じゃないと心配だ…という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう場合は、帰省先に子供用のお布団だけ持ち込むのも手だと思います。
子供用のベビー布団なら、車にどうにか積むことができます。
お布団を持ち込むのはちょっと大変という方は、お布団を干すところまでを外泊先のおうちの人にお願いして、掃除機がけは自分でするというのもアリだと思います。
また、防ダニ用の布団カバーやシーツだけを持ち込んで、外泊先の布団にかけるのもひとつの手だと思います。
うちの場合は
息子と一緒に外泊するとき、うちの場合は息子用にベビー布団を持ち込んでいます。
これに加えて持っていくものがもうひとつあります。
それはレイコップ。
最近うちではレイコップが必需品になってしまいました(^^)
ダニアレルギーの子は自分の布団がきれいでも、隣に寝ているパパママの布団に潜んでいるダニやハウスダストで咳き込んだりすることがあるので、私と夫が外泊先で借りる布団にも入念にレイコップをかけることにしています。
敷布団、掛布団、両面かけるとなると一時間弱かかったりするので、なかなか大変ですが、これをしておくと外泊先でも息子は鼻水がダラダラ出たり、夜中に咳き込んだりすることがないので、息子を両親に見てもらっている間に夫ともくもくとレイコップがけします(^^)
うちの息子もお泊りでアレルギー性気管支炎に…
実は、うちの息子も帰省先でアレルギーの症状が出てしまった経験があります。
旦那さんの祖父母(息子からするとひいおじいちゃんひいおばあちゃん)の家に初めて泊まったときのことでした。
もちろん、祖父母は布団を干して、きれいなお布団を用意してくれていました。
しかし、お布団に掃除機をかけていなかったため(これは確認しなかった私のミスです)、次の日の朝から息子はアレルギーの症状が出てしまいました。
しかも、このときはアレルギー性気管支炎にまでなってしまい、高熱と、夜も眠りが浅くなるほどの辛い咳が症状として出てしまいました…(お布団だけでなく、室外に動物を飼っているおうちだったということも大きな理由だったと思います)。
このことを祖父母や旦那さんの両親に伝えるべきかどうか、私自身とても迷いました。
でも、これから先も息子を大好きなひいおじいちゃんひいおばあちゃんの家に連れて行ってあげたいと思ったからこそ、息子がアレルギー症状が出てしまったことを伝えました。
言わない方が心配かけなかったかもしれませんし、言ったことで必要以上に気を使わせてしまったかもしれません。
でも、息子にとって大切な人たちだから、息子のアレルギーのことも共有しておくべきだと考えての結果でした。
アレルギーがない子と同じ楽しみを
アレルギーの子の外泊は、気をつけなければいけないことはいくつかありますが、決して不可能というわけではありません。
アレルギーを持っていない子と同じことを、アレルギーっ子も楽しむ権利があります。
外泊もそのひとつです。
おじいちゃんおばあちゃんも孫が泊まりにくるのを楽しみにしています。
アレルギーだからと言って神経質になりすぎて楽しみを与えないよりも、まわりのみんなに協力してもらって子供に楽しい経験をたくさんさせてあげられたらいいなと考えながら私も日々過ごしています(^^)
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