ダニ・ハウスダストアレルギーの子が喘息になる具体的な確率は??

喘息を発症させる可能性が高いと言われているダニ(ハウスダスト)アレルギー持ちの子。
その具体的な確率とはどれくらいなんでしょうか?
小児科の先生に聞いてみました。
「ダニアレルギーの子はいずれぜんそくに…」の言葉に怯えた日々
「ダニアレルギーの数値の高い子はいずれは喘息を発症する可能性が高い」
→ダニアレルギーの子はみんな喘息になってしまうの!?予防策は?
最近までずっとずっと私の心に引っかかっていた言葉です。
これは、息子が1歳3ヶ月のとき、初めて受けたアレルギー検査の結果を聞きにいったときに小児科の先生に言われた言葉です。
先生の言葉を聞いてからというもの
「もうそろそろ喘息を発症するかもしれない!!」
とずーっと怯えていました(いや、正しくは今も少しは怯えていますが(^_^;))。
でも、ダニアレルギーの子がぜんそくになってしまう可能性って、実際は具体的にどれくらいの確率なんでしょうか?
ダニアレルギーの子が喘息になる確率は…?
ここ1年ほどはアレルギー性のひどい鼻水や鼻づまりなどの症状が出なくなり、ダニアレルギーはだいぶ改善されたかのように思える息子。
しかし、血液検査の結果ではダニは依然としてクラス5(一時はクラス6になりました)。
まだまだ喘息への移行の可能性は否めない状況です。
そこで、あるアレルギー講座で大学病院の小児科の先生に質問をする機会がありましたので、ダニアレルギーの数値が高い子が喘息になってしまう確率について具体的なデータがないか聞いてみました。
その答えはこうでした。
「ダニ(ハウスダスト)アレルギーの数値の高い子が喘息になる確率は、そうでない子の1.2倍」
正直、「あれ?!」って思いました。
思ったよりも低い。
私のなんとなくの予想ではアレルギーを持ってない子の20倍やら30倍の確率くらいはあるのかと思っていました。
整備やお掃除、過剰になりすぎなくても大丈夫
また、先生はこんな言葉も付け加えられました。
「ダニアレルギーを持っていると、アレルギー科のドクターから掃除や環境整備の指導を細かくされると思います。
『できるだけ多くのダニを駆除しなきゃ』『ハウスダストのない環境を整えてあげなきゃ!』とお母さんたちも本当に大変だと思います。
少し前までは、ダニアレルギーの子がいるご家庭には、チリひとつないような生活を心がけるような指導が行われていましたが、実は極端に過剰な環境整備をしても喘息が発症するかしないかはあまり変わらないということが最近わかりました。
もちろん、一定のレベルのお掃除や環境整備は大切です。
しかし、異常なほど神経質になる必要はありません。
普通に清潔にしておけば大丈夫です」
この言葉を聞いて、「いつか喘息になってしまうかもしれない」とビクビクしていた私の心はすごく軽くなりました。
ダニアレルギーの子が喘息になってしまう確率を最も上げる行為
極端に神経質なお掃除や環境整備をする必要はありませんが、喘息の発症を予防するため、またはぜん息の重症化を防ぐために「これだけは絶対にやってほしい!」と先生が付け加えておっしゃったことがあります。
それは、家族の禁煙。
家族が喫煙している場合の、喘息になる確率は2.4倍なんだそうです!
「本数を減らす」
「他の部屋で吸う」
ということから始めてもいいのですが、アレルギー科の先生や保健師さんいわく「それでは意味がない」のだそう…。
プールの隅っこで誰かがおしっこしたら最終的にはプール全体におしっこが広がるのと同じで(ちょっと汚い表現ですみませんw)、部屋の隅っこでタバコを吸っても、その煙は結局ゆっくりと部屋全体に広がって子供も吸ってしまうことになるんだそうです。
また、「家では吸わずに会社でだけ吸う」というお父さんもいらっしゃるかと思いますが、実はたばこを吸った後は実に8時間もの間口から有害物質が出続けている状態なんだそうです。
その状態で子供を抱っこしたり顔を近づけたら、もろに有害物質を浴びさせてしまうってわけです…。
禁煙ってなかなか難しいことだろうなって思います。
しかし、お子さんの健康、そしてご自分の健康にも確実にマイナスになることなので、一日でも早く禁煙されることを是非おすすめします(^^)
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