食物アレルギーは大きくなったら治るの?何歳で治ることが多い?
「食物アレルギーは大きくなったら治る」
よくそう聞きますよね(^^)
食物アレルギーは大きくなったら本当に治るのでしょうか?
また何歳ぐらいで治ることが多いのでしょうか?
調べてみました♪
なぜ大きくなったら食べ物のアレルギーが起きなくなるの?
「食物アレルギーは成長とともに治っていく」
そう言われるのにはやはり根拠があります。
人は成長に伴い、消化能力や腸管の免疫システムが発達してきます。
それこそが食べ物のアレルギーが起こりにくくなっていく理由なのです。
ご存知の通り、アレルギーを引き起こすのは「タンパク質」を含む食物です。
消化能力や腸管の免疫システムには、このタンパク質をアレルゲンとして働かせない機能が備わっています。
赤ちゃんが食べ物に対するアレルギー反応を起こしやすいのは、この2つが未熟なため。
ですので、大きくなるにしたがい、消化能力や腸管の免疫システムが発達すると、自然と食物アレルギーも治っていくということなのです。
食物アレルギーは何歳で治ることが多い?
それでは、食物アレルギーは具体的には何歳ぐらいで治ることが多いのでしょうか?
保育園児14,402人に対する調査で、保育園の給食で除去食の必要がある子供の割合を年齢別にまとめてみました。
0歳…10.6%
1歳…6.7%
2歳…4.7%
そして、3歳以降では2%台まで減っています。
データ出典『たまひよ赤ちゃん・子どものアトピー&アレルギー大百科』
多くの子が2歳から3歳までの間に食物アレルギーが治り、除去食をやめていることがわかります。
「食物アレルギーは3歳まで」はあくまで目安!
このようなデータから、病院の先生も「食物アレルギーのほとんどは3歳までに治っていきますよ」と言われることが多いでしょう。
しかし、この「3歳まで」というのはあくまで目安!!
3歳以降まで食物アレルギーを持ち越す子ももちろんいるのです。
ですので、「3歳になったから」といって、お医者さんの判断もなしに除去食を勝手にやめたりするのは絶対におすすめしません。
「3歳になったから大丈夫」と思い込んで除去食を独断でやめてしまい、今まで食べられなかったものに加えてさらにアレルゲンが増えてしまった!という最悪のパターンになってしまうママ・パパが意外に多いという話を聞いたことがあります。
「○歳になったから、もう大丈夫!!」と決めつけるのではなく、除去食の解除はあくまでお医者さんの判断のもとでしましょう。
3歳以降まで食物アレルギーを持ち越す子はどんなタイプ?
実はうちの息子も「卵アレルギーは3歳以降まで持ち越すタイプかも」とアレルギー科の先生から言われています…(^_^;)
3歳までに治る子のパターンとしては、アレルギー検査の数値が2歳台でガクっと下がることが多いのだそうです。
うちの息子の場合は、1歳前半~2歳前半までの卵の数値の下がりがかなりゆるやか(というか最後はむしろ少し上がっていました(^_^;))。
先生が今まで見てきたパターンから言うと、そういう子は小学校入学前まで食物アレルギーを持ち越す場合が多いと言われました。
もちろんこれは一概には言えないことですので、参考程度に聞いてくださいね(^^)
息子ももうすぐ3歳。
これから、食物アレルギーがどう変化していくかわかりませんが、「いつか治るさ」と楽な気持ちで、自分にできる対策をやっていこうと思っています♪
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