新築に引っ越した途端アレルギー症状が!?シックハウス症候群とは?
新しい家に引っ越した途端、子供にアレルギー症状が出た!
それは家自体がアレルギーの原因になっている可能性が…。
住宅自体が原因で起こるシックハウス症候群とは…
家そのものがアレルギーの原因になることも
新築の家に引っ越した途端、子供が身体の変調を訴えるようになった…。
そんなケースが最近問題になっています。
アトピー性皮膚炎がひどくなったり、中には鼻づまりや咳がひどくなって眠れなくなる子もいるほど…。
新築の家だから、アレルゲンとなるダニやハウスダストは少ないし、おまけにアレルギーのある子どものために空気がきれいな立地を選んだはずなのになんで!?
これらの身体の不調の原因の多くは住宅の建材に使われている化学物質だと言われています。
このように住宅に使われている化学物質に反応した症状を「シックハウス症候群」と呼びます。
シックハウス症候群とは?
シックハウス症候群の原因となる化学物質でよく知られているものとしてはホルムアルデヒドがあります。
ホルムアルデヒドは壁紙や床材、合板などに使われる接着剤に含まれています。
ホルムアルデヒドの他にも、シロアリ駆除用の防虫剤や、有機リン系の塗布剤がシックハウス症候群の原因となることがあります。
風通しの良い平屋が多かった時代に比べ、今の住宅は気密性が高く、空気がこもりやすいため化学物質の影響も高濃度になりがちです。
シックハウス症候群を起こす人が多くなったのはそのような理由からだと言われています。
のどの痛み
目の痛み・痒み
頭痛
鼻水・鼻づまり・くしゃみ
咳
嘔吐
めまい
アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・湿疹
など
目がチカチカしたり、紅斑が出る人もいるようです。
シックハウス症候群の症状を放っておくと、微量(かつ多種の)化学物質に反応してしまう化学物質過敏症に発展してしまい、日常生活が困難になるケースもあるため早めの対策が必要です。
私自身も経験したシックハウス症候群
実は私自身もこのシックハウス症候群の経験者。
私が独身の頃に7年間住んでいた家があるのですが、その家に住んでいる間、私は頻繁にのどを痛めたり、原因不明のじんましんが出たり、度々頭痛がしたりしていました。
そのときは、「体が弱っている時期かな?」とか「ただ風邪をひいただけかな?」と思っていたのですが、その家から別の家に引っ越した途端のどの痛みも蕁麻疹もまったく出なくなり、突然健康体になったのです(なんと8年間風邪ひとつひきませんでした!)
今となってははっきりとした原因を追求することはできませんが、「あの症状はもしかしたら家が原因だったのでは?」と思っています。
「身体に優しい住宅」「健康で安心な家」だから大丈夫というわけではない
最近では「身体にやさしい住まい」や「健康・安心な家」を謳った低ホルマリン建材を使った家が増えてきて、住宅事情も非常に良い傾向に向かいつつあると感じています。
ただこれらはすでに化学物質に対して過敏な状態になってしまっている人やそうなる可能性がある人(強いアレルギー体質の人)には耐えられないレベルの安全性だと言われています。
ですので、このような比較的安全な家を選ぶにしても、アレルギーっ子のパパ・ママは安全な家造りのために事前に勉強しておく必要があります。
「せっかく新築を建てたのに、子供にアレルギー症状が出てすぐにリフォームしなきゃならなくなった(涙)!」
という事態を防ぐためにも、アレルギーっ子に安心の家造りを学んでおきましょう(^^)
アレルギーっ子がいる家庭の家造りについての記事です
→アレルギーの子供がいる家庭の家造り!新築を建てるときの注意点は?
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