何も知らずに受けてしまった麻しん・風疹の予防接種:アレルギー体験談
卵アレルギーに関連があるとは知らずに受けてしまった「麻しん・風しん混合ワクチン」の予防接種。
もしかしたら、私と同じような方も意外といらっしゃるのではないでしょうか・・・
何の準備もなく「麻しん・風しん」の注射を打ってしまった理由とは・・・?
卵アレルギーの子は注意が必要だと知らずに受けてしまった
麻しん・風しん混合ワクチンは「卵アレルギーと関連がある」ワクチンの1つです。
詳しくはこちら↓
うちの息子がこのワクチンを受けたのは1歳の誕生日を2週間過ぎたくらいでした。
実は当時、まだアレルギーに対して無知だった私は、このワクチンが「卵アレルギーの子供は注意が必要な予防接種」だということを全く知らなかったのです・・・。
なので、予防接種を受けることに対し、特に気にすることは何もありませんでした。
(とはいえ、もちろん息子に何かあっては困るので、最低限、予防接種手帳の中身ぐらいはしっかりと読んでいましたが・・・^^;)
予防接種に関する記載にはひと通り目を通していたのですが、そこには「卵アレルギーの方は注意が必要」といった注意文等は全くなく、「特別注意しなければいけない点は特になさそうだな」というのが正直な印象でした。
ということで、ネットなどでの下調べもせずに小児科に行ってしまったのです・・・。
「アレルギーの有無」について話さずに接種
病院での予防接種の問診票には、
「薬や食品で皮膚に発疹やじんましんが出たり、体の具合が悪くなったことがありますか」
という項目がありました。
今だったら、ここで、「卵や大豆などの食物に対するアレルギーがある」旨をしっかりとお医者さんに伝えるのですが、当時、ある事情から息子に卵を食べさせたことがなく、彼にアレルギーがあるということを私自身ちゃんと認識していなかったのです。
認識していなかったというよりも、正直、「疑いはあるものの、気にする程の強いアレルギーではないだろう」といったぐらいの感覚でいました。
(このことに関しては詳しい記事を書いておりますのでこちらをご覧ください↓)
ということで、この項目の「卵」の欄にも○を付けずに予防接種に臨むことになりました・・・。
この頃ちょうど私たち家族は、他の地区から現在住んでいる家へと引っ越してきたばかりだったこともあり、予防接種を行ったH先生とは、ほぼ初見の診察となっていました。
今では、息子がアレルギーがあることを知っていて、色々なアドバイスをくれる、とても信頼のおける先生のうちの一人なのですが、当時はまだあまり話したこともなく、「息子がアレルギーがあるかもしれないので、まだ卵を食べさせたことない」ということについても、伝えていないといった状況でした。
そんな事情も重なり、摂取を行った先生も、麻疹風しんの予防接種をすることについて、当然何も疑問は持たれてはいませんでした。
そして、ちゃおずは皮内テスト等もしないまま、予防接種を受けてしまうことに・・。
結果は問題なし
結論からいうと、幸いなことに、副反応などは何も出ませんでした。
この予防接種の3ヶ月程後に、初めて息子はアレルギー検査を受けることとなり、そこで初めて「強い卵アレルギーがある」とわかることになるわけですが、同時に、「麻疹風疹の予防接種は卵アレルギーとの関連性がある」ということを知り、サーっと血の気が引く思いをしたことを今でも思い出します。
(実際には、"麻疹風疹の混合ワクチン"に関しては、非常に強いアレルギーを除けばほとんどの場合が打てるのですが・・・^^;)
ただ、結果的に問題なく接種でき、また、比較的多くのアレルギーをっ子が打てる注射とはいえ、今でも何も注意することなく接種させてしまったことに対しては、「息子に申し訳なかったなあ」という気持ちでいっぱいになります。
もし、息子がもっと酷いアレルギーを持っていた場合、一歩間違えば危険な状態にしてしまった恐れがあったかもしれないという事実に対しては、やはり強い恐怖と後悔の念を感じざるを得ません。
ということで、この体験は、息子のアレルギーを語る上で、私にとっても非常に苦い失敗談のひとつとなったのでした・・・^^;
卵アレルギーに気づいてない人は意外と多い?
今は離乳食をゆっくり進めるのが主流の世の中です。
小児科のお医者様の中にも「卵は1歳過ぎてからで十分ですよ」と言われる方も何人か見たことがあります。
自分のしたことを棚に上げていうつもりはありませんが、もしかしたら私のように「卵は1歳を過ぎてから食べさせる」と決めていて、麻疹・風疹のワクチンを接種するときにはまだお子さんに卵を食べさせたことがないという状況にある方も少なくないかもしれません。
うちの息子の場合は幸い重篤な症状を起こす程の卵アレルギーではなかったので良かったわけですが、まだ卵を食べたことない、あるいはアレルギー検査を受けたことがないお子さんが、実はアナフィラキシーなどを引き起こす程の強い卵アレルギーを持っている可能性も十分に考えられます。
ですので、「卵アレルギーがある」とわかっている場合はもちろんのこと、まだ卵を食べさせたことがない場合でも、麻疹・風疹混合ワクチンの接種前に担当のお医者さんには必ず伝えるようにしてください。
さいごに
アレルギーについて知れば知るほど、今でもこの時のことを考えると本当にゾッとしてしまうのですが、本当に何事もなくてよかったなあと思います。
この頃の私は、まだアレルギーに対しての認識が甘く、今考えると他にも色々と危ないことをしてしまったことも多々あるのですが(笑)、色んな経験を積む中で知識や経験を増やし、子供の抱えている症状と向き合っていく方法を今も手探り状態ですが少しづつ身につけていっています。
そんな日々の中から得た知識や失敗から学んだ経験、体験談などを、これからも子供のアレルギーに悩む方にこのサイトを通して伝え、少しでもお役に立てればいいなと思っています(^^)
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