実際問題PM2.5ってどれくらいアレルギーっ子に影響があるの?外遊びは?
近年、人体への影響が懸念される中国からのPM2.5の飛散…。
アレルギーっ子の親としては、その影響が本当に気になるところです。
PM2.5は実際、どれくらいアレルギーに影響があるのでしょうか?
また、PM2.5が飛散しているときの子供の外出や外遊びはどうすればいいのでしょうか?
アレルギーの講座にて、小児科の先生から現時点でのPM2.5の影響についてお聞きしたので、まとめてみました。
日本ではまだ未知数の影響力
アレルギー講座の質疑応答の場面で、あるお母さんから先生に
「実際のところPM2.5はどれくらい子供のアレルギーに影響があるんでしょうか?」
という質問がありました。
先生のお答えは以下の通りでした。
「中国からのPM2.5の影響について日本で言われ始めたのはここ最近。まださほど時間がたっていません。
そのため、2014年現時点ではまだデータが出揃っていないというのが現実です。
ですので、『これぐらい影響があります』という具体的な答えが出せないのが現状。
ただ、現時点までのデータを申し上げますと、『PM2.5の飛散が多かった日でもアレルギーの症状や体調はさほど変わらなかった』と答えられた方がほとんどでした」
たしかに、うちの息子の場合もそうですし、まわりのアレルギーっ子のママの話でも、PM2.5が多かった日に「アレルギーの症状が著しくひどくなった」ということはないようです。
あったとしても、「そういえばいつもより鼻がつまり気味かも?」「さっき短時間だけ咳をしてたけどPM2.5のせいだったのかな?」という程度。
アレルギーっ子は花粉や黄砂、ダニやハウスダストなど他の要素にも反応するため、その症状がPM2.5によるものなのかどうか見極めるのはなかなか難しいところかもしれません。
ただ、現時点でも顕著に症状が出る方がいるのも事実。
また、これはあくまで現時点までのデータですので、これから先PM2.5が影響がどのように変化していくかは注意深く見ていかなければいけませんね。
PM2.5が多い日に外遊びさせても大丈夫?
「PM2.5が多い日に外遊びさせても大丈夫だろうか?」というのも、アレルギーっ子のお母さん・お父さんの心配のひとつだと思います。
PM2.5の飛散が多い日の外遊びについて、先生はこう答えられていました。
「PM2.5は非常に細かい粒子のため、窓を閉めていても侵入することができる。
そのため、外と家の中のPM2.5の濃度は実は大きく変わらないというケースが多いんです。
ですので、かなり強い症状が出るという場合を除けば、普段通り外出してもいいのでは?というのが私の見解です。
お子さんがマスクを嫌がらなければ着用させてあげると安心です」
わが家ではどの程度PM2.5対策をしているか
さて、わが家では息子のPM2.5対策はどうしているかを書きます。
うちは共働きのため、息子は幼稚園の2歳児クラスに毎日通っているのですが、通園バッグには必ずマスクを入れておくようにしています。
そして、毎朝PM2.5の飛散量をスマホのアプリと天気予報でチェックして、飛散量が特に多くて警戒すべきときは、園に預けるときに「今日はPM2.5が多くなりそうなので、症状が出た場合はマスクをお願いします」と担任の先生に一言伝えています。
ちなみに、PM2.5よりも細かいPM0.5が飛んでいたときは、幼稚園側の規定で全園児マスク着用が義務となりました。
休日も私のバッグに必ずマスクを入れるようにしています。
アレルギーっ子はどんな場面で症状が出るかわかりませんので(^^)
今のところはこのような対策だけで特に症状は出ていませんが、PM2.5については今後も注意深く動向を見ていかなければいけないなと考えています。
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