タバコの煙で発作?アレルギー家庭に禁煙を勧めるこれだけの理由
ダニ・ハウスダストアレルギーの子供がいるご家庭では、
・ダニやホコリ等のアレルゲン物質を減らす
・部屋の空気を清潔に保つ
ことが大切です。
ふとんやカーペット、部屋の隅にあるチリ・埃などの中に存在しているダニやダニの死骸、糞などのアレルゲン物質を吸い込むことでアレルギーは徐々に酷くなっていきます。
まずはこれらを除去すること。
これが第一。
次に必要なことは、"発作を起こさせない"ことです。
アレルギーっ子の場合、煙や花粉、光化学スモッグやPM2.5などの化学物質を吸うことで発作が起こり、この発作によって慢性的に気管支に炎症が起こると、酷い小児喘息へと発展していきます。
この煙自体にアレルゲンがあるわけではないのですが、重症化させないためにも、親が禁煙を徹底するなど、部屋の空気をきれいに保つために日々の環境整備や心構えが必要になってきます。
家族は禁煙を徹底!煙のある場所は要注意!
前述の通り小児アレルギーの子供には、たばこの煙の他、芳香剤、線香、焚き火、花火、バーベキューの煙、車の排気ガス、工場の煙なども発作を引き起こす原因と成り得ます。
これらの煙自体にアレルゲンが含まれているというわけではありませんが、煙を吸い込むことで気管支が反応し、咳などの発作がひどくなると、小児喘息へと移行する恐れがありますので、アレルギーっ子には特に注意が必要です。
他の人のお宅や外出先の場合は、その原因自体を無くすことはなかなか難しいので、こういった場面に遭遇した際には、煙の届かない場所へ移動させたり、マスクを着用させることで対応していくとよいでしょう。
こんな場所もアレルギーやぜんそくを悪化させる要因に・・・↓
→覚えておこう!アレルギーっ子が日常生活で注意が必要なシーンや場所は?
外では、近づかない、吸わせないを徹底し、自分のお家では、"原因を作らせない"ことを徹底してあげましょう。
煙草の煙で風邪が悪化?赤ちゃんにも影響大!
ダニアレルギーの子供を持つご家庭では特に禁煙を心がけてください。
子供の将来のことを考えれば、禁煙できるはずです。
タバコには、数千種類の化学物質が含まれています。
タバコは吸っている本人にとっても体に良くないので、これを期に禁煙を検討されてみてはいかがでしょうか。
また、どうしても止められないという方は、吸いたい場合は必ず外に出て吸うようにしましょう。換気扇の下では完全に煙が外に逃げることはありません。他の部屋で吸っても煙は部屋の中を移動します。この煙を吸うことで、アレルギーや喘息だけでなく、風邪が悪化することもありますので、赤ちゃんがいる家庭でも是非、禁煙を心がけましょう。
まとめ
ダニアレルギーのほとんどが移行する可能性を持っている小児喘息の原因には、
- アレルギー性の要因(ダニなどのアレルゲンとの接触によるもの)と、非アレルギー性の要因(煙や化学物質によって呼吸器や気管支が反応)のものがある。
- 家庭内では、禁煙をすることで喘息になる原因を減らすことが可能
- 喫煙をする場合は、必ず家の外で吸うように心がける
- 煙草の煙によって風邪やウイルス性の病気が悪化することもある
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→ダニ・ハウスダストアレルギーの子が喘息になる具体的な確率は??
タバコ煙自体もアレルゲンですが検査キットを製造販売していた鳥居薬品をJTが買収して子会社になって5年後に販売を中止したためタバコアレルギーの診断が不可能になりました。
それ以外の検査キットは販売し続けているのにです。
このあからさまな悪事をJTが大スポンサーの日本のメディアは報道しません。
それから、子供の親が喫煙者の場合屋外で喫煙しても受動喫煙は防げません。
サードハンドスモークによるリスクも近年の研究により危険であることが判明しています。例えば喫煙者の呼気からは喫煙後数十分にわたり高濃度の有害物質が排出されていますし、一旦吸着した衣服や髪の毛などからも再蒸散されることが判明しています。